平日朝6時台の視聴傾向を調査! 全国32エリア・系列局別の視聴データレポート

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一般的なテレビ視聴データ分析は、関東・関西・中京などのエリアで行われることが多いです。
しかし実際には、地域ごとに生活リズムや情報の取得方法は大きく異なっており、同じ時間帯でもテレビの見られ方には明確な差が生まれています。

特に平日の朝帯は、起床・身支度・通勤通学といった日常行動と結びつきやすく、地域による暮らしの違いが表れやすい時間帯です。
「この地域でこの番組はどれくらい見られているのか」を把握することは、番組編成・広告出稿などの意思決定において大きなヒントになると考えられます。

本コラムでは、レグザ視聴データを用いて「平日朝6時台にどのエリアでテレビが多く見られているのか?」という全体像を確認したうえで、「系列局ごとの視聴傾向」を深掘りしていきます。

■ 基本集計仕様

対象期間2026年1月19日(月)〜 1月23日(金)
対象時間帯6時台(6:00〜6:59)
地域全国32エリア
対象チャンネルNHK + 地上波民放5局(日本テレビ系・テレビ朝日系・TBS系・フジテレビ系・テレビ東京系)
視聴方法リアルタイム視聴
比較指標地上波CH合算ライブ率(%)、平均ライブ率(%)
ライブ率の計算式対象機器の総視聴秒数 ÷(番組放送秒数 × 対象機器数)× 100
対象番組各エリアで平日6時台(6:00〜6:59)に放送された地上波番組

※ 各エリアで受信可能な地上波チャンネルをそのまま集計対象としています。エリアによって民放の系列数は異なります(例:宮崎は民放2局、佐賀は民放1局+隣接県局の受信あり)。

※ 佐賀・徳島など一部エリアでは、隣接県の放送局(福岡局・関西局)が越境受信されており、本集計ではそれらの視聴も含めて集計しています。該当する番組名(例:佐賀での「バリはやッ!」「アサデス。」、徳島での「おはよう朝日です」)は越境受信によるものです。

※ 日テレ系列のランキングについて、北海道・中京・福岡・佐賀・山口エリアは、番組名に自社制作番組(6:54まで放送)を採用。

※ レグザ視聴データは、全国のレグザテレビから取得した利用許諾をもとに集計しています。


エリア別 地上波CH合算ライブ率ランキング

まずはじめに、平日朝6時台の地上波CH合算ライブ率(各地上波CHのライブ率の合算値)を見ていきます。

▼ エリア別 地上波CH合算ライブ率ランキング(全32エリア)
順位 エリア CH合算ライブ率 集計対象機器数 順位 エリア CH合算ライブ率 集計対象機器数
1位秋田26.7%2.9万台17位山梨20.5%3.2万台
2位青森26.5%4.0万台18位愛媛20.3%4.5万台
3位岩手25.3%3.8万台19位広島20.2%10.9万台
4位福島24.2%6.4万台20位山口20.0%4.4万台
5位新潟24.1%7.4万台21位中京19.8%40.4万台
6位富山23.3%3.5万台22位福岡19.3%21.8万台
7位鹿児島23.1%5.6万台23位岡山・香川19.1%10.6万台
8位山形22.8%3.7万台24位関東19.1%176.1万台
9位北海道22.5%19.7万台25位沖縄18.9%4.3万台
10位石川22.4%4.2万台26位高知18.8%2.4万台
11位静岡22.1%14.3万台27位鳥取・島根17.9%3.9万台
12位長崎21.6%4.4万台28位関西17.1%66.6万台
13位長野21.6%7.5万台29位佐賀17.0%2.9万台
14位宮城21.1%8.7万台30位大分16.2%3.5万台
15位熊本20.6%6.5万台31位徳島14.9%3.0万台
16位福井20.5%2.4万台32位宮崎14.2%3.1万台

朝6時台のライブ率では、秋田(26.7%)・青森(26.5%)・岩手(25.3%)など東北を中心としたエリアが上位に並んでいます。これらの地域ではテレビ視聴が日常生活に深く組み込まれており、朝帯においても幅広い広告リーチが期待できるエリアといえます。

一方、関東(19.1%)・関西(17.1%)といった大都市圏は下位に位置しています。集計対象機器数が多いため接触者の絶対数は大きいものの、ライブ率としては低く、朝はテレビ視聴以外の生活行動も行われる傾向が読み取れます。都市部でリーチを拡げるためには、複数系列・複数枠での出稿が求められそうです。

なお、CH合算ライブ率はエリアごとに受信可能な局数が異なるため、局数が少ないエリア(宮崎など)では合算値が低くなりやすいです。佐賀のように越境受信で隣接県の局が加わるケースもあり、単純な順位比較だけでなく各エリアの放送環境を踏まえて読み解く必要がある点にご留意ください。

次章から系列別に見ていくと、同じ系列でも「強いエリア」が異なるケースが多く、エリアと系列の特色を踏まえた出稿計画が重要になってきます。


日テレ系列 日テレ系列
▼ 日テレ系列 エリア別平均ライブ率ランキング(全30エリア)
順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率 順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率
1位青森ZIP!12.63%16位宮城ZIP!5.38%
2位秋田ZIP!9.86%17位愛媛ZIP!5.22%
3位山口KRYさわやかモーニング8.55%18位山梨ZIP!5.21%
4位山形ZIP!7.91%19位鳥取・島根ZIP!5.06%
5位富山ZIP!7.06%20位静岡ZIP!5.05%
6位北海道どさんこワイド朝6.98%21位関東ZIP!4.98%
7位福井ZIP!6.96%22位岡山・香川ZIP!4.77%
8位福島ZIP!6.84%23位鹿児島ZIP!4.36%
9位岩手ZIP!6.62%24位長野ZIP!4.34%
10位大分ZIP!6.09%25位広島ZIP!4.16%
11位新潟ZIP!5.86%26位福岡バリはやッ!3.78%
12位熊本ZIP!5.66%27位中京あさドレ♪3.66%
13位石川ZIP!5.53%28位徳島ZIP!3.57%
14位長崎ZIP!5.50%29位佐賀バリはやッ!3.34%
15位高知ZIP!5.44%30位関西ZIP!2.58%

日テレ系列では、青森(12.63%)が際立って高く、「ZIP!」の強さが顕著に表れています。東北・北陸を中心にエリアによる視聴差が比較的大きいのも特徴で、同じ系列でも地域によって大きく異なるライブ率が出ています。

また、山口の「KRYさわやかモーニング」(8.55%)・北海道の「どさんこワイド朝」(6.98%)など、自社制作番組が複数エリアで上位にランクインしています。これらのエリアではネットワーク番組よりも地域密着型コンテンツの方が高い視聴を獲得しており、自社制作枠の競争力の高さが確認できます。

テレ朝系列 テレ朝系列
▼ テレ朝系列 エリア別平均ライブ率ランキング(全28エリア)
順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率 順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率
1位北海道イチモニ!6.42%16位鹿児島グッド!モーニング3.06%
2位福岡アサデス。6.11%17位佐賀アサデス。3.01%
3位関西おはよう朝日です5.57%18位沖縄グッド!モーニング2.91%
4位中京ドデスカ!5.02%19位石川グッド!モーニング2.89%
5位秋田グッド!モーニング4.61%20位長崎グッド!モーニング2.83%
6位青森グッド!モーニング4.33%21位愛媛グッド!モーニング2.79%
7位福島グッド!モーニング3.90%22位岡山・香川グッド!モーニング2.75%
8位静岡グッド!モーニング3.88%23位徳島おはよう朝日です2.75%
9位岩手グッド!モーニング3.66%24位山口グッド!モーニング2.72%
10位山形グッド!モーニング3.45%25位宮城グッド!モーニング2.68%
11位新潟グッド!モーニング3.44%26位熊本グッド!モーニング2.65%
12位関東グッド!モーニング3.31%27位広島グッド!モーニング2.37%
13位山梨グッド!モーニング3.11%28位富山グッド!モーニング1.16%
14位長野グッド!モーニング3.11%
15位大分グッド!モーニング3.09%

テレ朝系列の最大の特徴は、北海道(イチモニ! 6.42%)・福岡(アサデス。 6.11%)・関西(おはよう朝日です 5.57%)・中京(ドデスカ! 5.02%)と、主要都市エリアで自社制作番組が軒並み上位を取っている点です。他系列では都市部のライブ率が伸び悩む傾向がある中、テレ朝系列の自社制作は比較的人口の多いエリアで安定した視聴を確保できており、編成上の大きな強みといえます。

なお、佐賀(アサデス。 3.01%)・徳島(おはよう朝日です 2.75%)は、それぞれ福岡局・関西局の越境受信による視聴です。地元に系列局がないエリアでも隣接県の自社制作番組が一定の視聴を獲得していることが読み取れます。

全国ネット番組「グッド!モーニング」を放送する地域も多いですが、自社制作番組で視聴を伸ばしているエリアもあり、出稿計画の際の指針にもなります。特に北海道・福岡・関西・中京など主要市場への朝帯出稿を検討する場合、テレ朝系列の自社制作枠は有力な選択肢の一つです。

TBS系列 TBS系列
▼ TBS系列 エリア別平均ライブ率ランキング(全30エリア)
順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率 順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率
1位宮崎THE TIME,5.80%16位岡山・香川THE TIME,3.26%
2位青森THE TIME,5.45%17位長野THE TIME,3.26%
3位鹿児島THE TIME,5.25%18位新潟THE TIME,3.22%
4位沖縄THE TIME,4.38%19位山口THE TIME,3.20%
5位大分THE TIME,4.37%20位福島THE TIME,3.10%
6位高知THE TIME,4.08%21位静岡THE TIME,3.10%
7位富山THE TIME,4.01%22位佐賀THE TIME,3.05%
8位長崎THE TIME,3.88%23位中京THE TIME,2.96%
9位宮城THE TIME,3.87%24位山梨THE TIME,2.95%
10位広島THE TIME,3.81%25位関東THE TIME,2.94%
11位熊本THE TIME,3.72%26位福岡THE TIME,2.70%
12位鳥取・島根THE TIME,3.69%27位愛媛THE TIME,2.68%
13位岩手THE TIME,3.65%28位徳島THE TIME,2.51%
14位石川THE TIME,3.60%29位関西THE TIME,2.29%
15位山形THE TIME,3.29%30位北海道THE TIME,2.02%

TBS系列は全エリアで「THE TIME,」を放送しており、1位は宮崎(5.80%)、続いて青森(5.45%)・鹿児島(5.25%)がランクインしています。

CH合算ライブ率の上位が東北中心だったのに対し、TBS系列では宮崎・鹿児島・沖縄・大分・高知といった南日本のエリアが上位に集まっており、系列ごとに「強いエリアの分布」が明確に異なることがわかります。これは、同じ朝帯でも系列によってリーチしやすい地域特性が異なることを意味しています。「どの地域に届けたいか」によって最適な系列選択が変わるという点で、九州・四国エリアへの広告リーチを重視する場合にはTBS系列が特に有効な選択肢となり得ます。

フジテレビ系列 フジテレビ系列
▼ フジテレビ系列 エリア別平均ライブ率ランキング(全30エリア)
順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率 順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率
1位沖縄めざましテレビ9.05%16位山梨めざましテレビ5.84%
2位福井めざましテレビ8.12%17位熊本めざましテレビ5.84%
3位岩手めざましテレビ7.95%18位高知めざましテレビ5.84%
4位秋田めざましテレビ7.94%19位鳥取・島根めざましテレビ5.62%
5位新潟めざましテレビ7.90%20位中京めざましテレビ5.45%
6位長野めざましテレビ7.52%21位岡山・香川めざましテレビ5.40%
7位静岡めざましテレビ7.47%22位宮崎めざましテレビ5.00%
8位鹿児島めざましテレビ7.38%23位山形めざましテレビ4.89%
9位福島めざましテレビ7.31%24位関東めざましテレビ4.87%
10位富山めざましテレビ7.07%25位佐賀めざましテレビ4.44%
11位石川めざましテレビ6.94%26位福岡めざましテレビ4.34%
12位広島めざましテレビ6.93%27位北海道めざましテレビ4.33%
13位愛媛めざましテレビ6.79%28位関西めざましテレビ4.27%
14位長崎めざましテレビ6.49%29位徳島めざましテレビ3.11%
15位宮城めざましテレビ6.14%30位山口めざましテレビ3.03%

フジテレビ系列は「めざましテレビ」を全エリアで放送しており、1位の沖縄(9.05%)をはじめ、複数のエリアで他系列と比較しても全体的に高いライブ率水準を記録しています。朝帯コンテンツとして「めざましテレビ」は視聴が安定しており、全国的に広告リーチを拡げる場合、安定感のある選択肢といえます。

CH合算ライブ率で上位だった東北・北陸エリアでもフジ系列は高い数値を示しており、全体的に地方エリアとの相性が良いことが読み取れます。

テレ東系列 テレ東系列
▼ テレ東系列 エリア別平均ライブ率ランキング(全10エリア)
順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率
1位岡山・香川モーサテ0.48%
2位関東モーサテ0.44%
3位福岡モーサテ0.43%
4位中京モーサテ0.36%
5位佐賀モーサテ0.36%
6位山口モーサテ0.30%
7位徳島モーサテ0.30%
8位山梨モーサテ0.30%
9位北海道モーサテ0.28%
10位関西モーサテ0.24%

テレ東系列は放送エリアが限られており、他系列に比べて規模感は小さい数値となっています。なお、佐賀・山口・徳島・山梨など系列局のないエリアでランクインしているのは、隣接県局の越境受信によるものです。

ただし、「モーサテ」は経済・金融情報に特化した番組であり、視聴者プロファイルは他の朝番組と大きく異なります。視聴者数の規模よりも「視聴層の質」を重視する業種・カテゴリにとっては、出稿先として検討に値する枠です。量で広くリーチするか、質で特定層に届くかという視点の切り替えが、テレ東系列を評価する上でのポイントになります。


NHK 【参考】NHK

NHKはCM枠を持たないため広告出稿の直接的な選択肢にはなりませんが、各エリアのテレビ視聴傾向をより深く理解するための参考データとして掲載します。

▼ NHK エリア別平均ライブ率ランキング(全32エリア)
順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率 順位 エリア 番組名 6時台 平均ライブ率
1位秋田NHKニュース4.31%17位佐賀NHKニュース2.81%
2位富山NHKニュース4.04%18位青森NHKニュース2.79%
3位新潟NHKニュース3.64%19位愛媛NHKニュース2.79%
4位鳥取・島根NHKニュース3.50%20位熊本NHKニュース2.70%
5位高知NHKニュース3.45%21位大分NHKニュース2.69%
6位岩手NHKニュース3.44%22位宮崎NHKニュース2.69%
7位石川NHKニュース3.42%23位徳島NHKニュース2.64%
8位福井NHKニュース3.41%24位静岡NHKニュース2.62%
9位長野NHKニュース3.41%25位沖縄NHKニュース2.61%
10位山形NHKニュース3.29%26位関東NHKニュース2.55%
11位山梨NHKニュース3.06%27位岡山・香川NHKニュース2.46%
12位福島NHKニュース3.05%28位北海道NHKニュース2.43%
13位宮城NHKニュース3.04%29位中京NHKニュース2.31%
14位鹿児島NHKニュース3.01%30位山口NHKニュース2.18%
15位広島NHKニュース2.95%31位関西NHKニュース2.17%
16位長崎NHKニュース2.95%32位福岡NHKニュース1.98%

NHKは全エリアでNHKニュースを放送しており、秋田(4.31%)・富山(4.04%)・新潟(3.64%)など、CH合算ライブ率の高いエリアが上位に並んでいます。

特に注目したいのは、鳥取・島根(3.50%)や高知(3.45%)です。CH合算では中位圏のエリアですが、NHKのライブ率では全体上位に位置しています。民放の系列数が限られるこれらの地域では、NHKへの視聴集中度が高く、朝の情報視聴としての存在感が際立っていることがわかります。

関東(2.55%)・関西(2.17%)・福岡(1.98%)は下位となっており、地上波CH合算と同様、都市部での視聴が低いことが確認できます。NHKの視聴傾向を把握することで、そのエリアにおける民放各局のポジションをより正確に理解することができます。


まとめ

本コラムを通じて、平日朝6時台のテレビ視聴には以下の特徴があることが明らかになりました。

1
朝6時台にテレビがよく見られているのは、東北を中心とした地方エリア

秋田・青森・岩手など東北エリアはCH合算ライブ率が高く、朝6時台の視聴が活発です。
都市部(関東・関西・中京)は相対的に低い水準となっています。

2
「CH合算ライブ率が高いエリア」と「特定系列が強いエリア」は別々に存在する

TBS系列では宮崎・鹿児島が上位、フジ系列では沖縄が1位など、系列ごとに「強いエリア」が異なります。
なお、エリアごとに受信可能な民放局数が異なるため(例:宮崎は民放2局)、CH合算値の比較では局数差の影響もある点に留意が必要です。広告出稿の目的に応じた系列・エリアの最適化が重要です。

3
自社制作番組がエリアの視聴を支えているケースが多い

全国放送だけを見るのではなく、自社制作番組の視聴データも含めてエリア分析を行うことで、より精度の高い意思決定が可能になります。

4
「どのエリアに届けたいか」から逆算して、出稿先の系列を選ぶことができる

例えば、九州・四国へのリーチを重視するならTBS系列、都市圏の朝帯で安定した視聴を狙うならテレ朝系列の自社制作枠、全国一律に広くリーチを取るならフジテレビ系列――というように、エリア×系列のデータを掛け合わせることで出稿先の検討に活用できます。

レグザ視聴データでは、今回ご紹介したようなエリア別・時間帯別・系列別の分析を柔軟に行うことができます。
詳細な分析・活用方法について気になる点やご興味のある点がございましたら、右上のお問い合わせボタンよりお気軽にお問い合わせください。